2023年11月14日(火)、フィリピンのマニラにあるアジア開発銀行(ADB)本部およびオンラインにて、EANETにおける揮発性有機化合物(VOCs)に関連する活動の知識共有のためのワークショップを、Better Air Quality Conference(BAQ)2023のプレイベントとして開催しました。ADB本部の会場では約35人の専門家が、オンラインでは約80人が参加しました。
VOCsとは、揮発性を有し、大気中で気体状となる有機化合物の総称であり、トルエン、キシレン、酢酸エチルなど多種多様な物質を含む大気汚染の成分です。VOCsには含まれる化学物質の一部は短期的・長期的に健康への悪影響を引き起こす可能性があります。しかし、VOCsの独特な特性と測定にかかる比較的高いコストのため、EANET参加地域におけるVOCsモニタリングとその関連活動は、まだ初期段階にあります。EANETでは、2023年からEANETプロジェクトの第一弾の一つとして、「EANET における VOCs に関連する能力強化に向けた事業」を開始しました。
詳細はこちらから(英語のみ):
https://www.eanet.asia/improving-air-quality-insights-and-collaboration-at-the-eanet-workshop-on-vocs-related-activities/