地球環境問題という言葉を聞いたことがありますか。 地球環境問題には、オゾン層の破壊、地球の温暖化、酸性雨、熱帯林の減少、砂漠化、開発途上国の公害問題、野生生物の減少、海洋汚染、有害廃棄物の越境移動といった問題が含まれますが、なぜ地球環境問題と呼ばれるのでしょう。
それは、問題による被害や影響が発生原因国のみならず、国境を越えて、地球規模にまで広がる環境問題という面と、問題の解決のために国際的な取り組みが必要とされる環境問題という面を持っているからです。
これらの問題は複雑にからみ合っています。 たとえば、石油や石炭を燃やすと、地球温暖化を進行させる二酸化炭素が発生すると同時に、酸性雨の主な原因物資である二酸化硫黄(亜硫酸ガス)や窒素酸化物を発生し、こららが、森林破壊、野生生物の減少といった問題を引き起こしています。
先進国と呼ばれる国では、大量にものを生産し、大量に消費し、大量に棄てています。
ものをつくる時にも、使う時にも、棄てる時にも大量の資源・エネルギーが必要です。
このことが、酸性雨や地球温暖化をはじめとするいろいろな地球環境問題を進行させています。