一般財団法人 日本環境衛生センター

アジア大気汚染研究センター

Asia Center for Air Pollution Research (ACAP)

2025.09.29 研究活動

ACAP 研究員らThe Maureen and Mike Mansfield Foundationフォーラムへの招待参加

2025年7月16-18日、マンスフィールド財団は茨城県水戸市で、アジア大気汚染センター企画研修部の朱美華部長と大気圏研究部の弓場彬江主任研究員を含む米国・日本・中国から15名の専門家を招き、「エネルギーと気候:大気質」をテーマにフォーラムを開催しました。このフォーラムは、エネルギーや環境分野における三カ国の共通課題について、研究者や実務家が協力し、政策提言を行う貴重な国際協力の場となっています。

水戸でのフォーラムでは、エネルギー効率の向上、大気質の新たな課題、EVや持続可能な燃料の進展、黄砂の影響管理、気候変動と大気質の相乗効果など、多岐にわたるテーマでパネルディスカッションや発表が行われました。
また、共通の課題や今後の協力分野について議論し、各国の専門家が共同で政策提言書を作成中です。これらの成果は来年、財団から一般公開される予定です。
フォーラムの最後には、つくば市の国立環境研究所・衛星観測センター(SOC)を訪問し、研究者によるミッション説明や、データ収集・リモートセンシング技術に関するラボ見学も行われました。

【マンスフィールド財団について】
モーリーン・アンド・マイク・マンスフィールド財団(The Maureen and Mike Mansfield Foundation)は、1983年に設立された米国の非営利団体です。元米国上院多数党院内総務・駐日米国大使であるマイク・マンスフィールド氏とその夫人の意志を受け継ぎ、米国とアジア諸国の相互理解と協力の促進を目的としています。ワシントンDC、モンタナ州ミズウラ、東京に事務所を持ち、政策対話や人材交流など多様なプログラムを展開しています。

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