一般財団法人 日本環境衛生センター

アジア大気汚染研究センター

Asia Center for Air Pollution Research (ACAP)

2026.02.27 イベント

EANET VOCsプロジェクトの2025年年次総会について

EANET VOCsプロジェクト年次総会が、2025年10月15日から17日にかけて、韓国光州市にある金大中コンベンションセンターにて開催されました。カンボジア、中国、日本、モンゴル、フィリピン、韓国、タイ、ベトナム、米国等から25名の参加者が現地およびオンラインで参加しました。本会議はEANETネットワークセンターであるアジア大気汚染研究センター(ACAP)と、韓国大気環境学会(KOSAE)が共催する形で実施されました。

EANET VOCs年次総会

10月15日から16日にかけて開催されたEANET VOCs年次会議では、主に、プロジェクト実施状況の評価、EANETのVOCs関連の取り組み推進の検討、VOCs排出の新たな動きに関する科学的知見の交換等を行いました。ACAPの大原 利眞所長とKOSAEのGang-Woong Lee理事長(韓国外国語大学教授)による開会の挨拶では、地域の大気質管理支援のため、東アジア全域におけるVOCsモニタリングの強化が急務であることが述べられました。

モンゴル、フィリピン、カンボジア、ベトナムの代表者は、EANET における VOCs に関連する能力強化推進プロジェクト(英語ページ)の一環として、2025年の成果報告を行い、2026年の実施計画の概要を説明しました。また、本会議ではVOC測定法ガイドラインのドラフトコミッティーの設置が承認されました。

KOSAE–ACAP合同国際シンポジウム

10月15日、KOSAE–ACAP合同国際シンポジウムIおよびIIが開催され、東アジアおよび周辺地域におけるVOCsモニタリング、発生源解析等に関する専門家発表が行われました。発表者は、現地調査、ラボ研究、政策形成を目的とした研究等による最新知見を共有しました。

KOSAE会議プレナリーセッション(全体会合)

10月16日に開催されたKOSAE会議プレナリーセッションでは、VOCs排出と大気質課題に関する幅広い視点が提示されました。プレナリーセッションに登壇する3名のうちの1名として、ACAPの大原 利眞所長が招待されました。国際的にも注目される本セッションへの参加は、大原所長の研究の取り組みが高く評価されたものです。「東アジア及び日本における人為起源揮発性有機化合物(VOCs)排出量の動向と将来予測」に関する大原所長の発表を、KOSAE会員の数百名が聴講しました。

KOSAE会議プレナリーセッション

 

EANET VOCセミナー

10月16日から17日にかけて開催されたEANET VOCセミナー1・2では、高度なモニタリング技術、排出インベントリ、モデリング手法、二次有機エアロゾル生成を含むVOCsの環境影響に焦点を当てた発表が行われました。

閉会挨拶

ACAPおよびEANETネットワークセンター副所長(当時)のMeng Fan博士は、会議の共催におけるKOSAEの協力及び、参加国、専門家、パートナー機関の継続的な協力に感謝を述べました。Meng博士は、東アジア全域の大気質改善に向け、VOCsモニタリング及び研究における地域協力の強化におけるEANETの取り組みの重要性を強く述べました。

イベントの要約はこちらからお読みいただけます(英語ページのみ)